|過敏性腸症候群(IBS)とは
腸に異常(消化器疾患と診断)がないのにかかわらず腹痛、腹部膨満感と、便秘または下痢もしくは交互に慢性的に繰り返す病気です。
腸内細菌、身体的・精神的ストレスや自律神経の乱れにより腸が敏感になってしまうことが原因といわれています。
排便後症状が和らぐのが特徴的です。
|原因
明確な原因は解明されておりませんが自律神経失調症(特に精神的ストレス)が関係しているといわれております。ストレスが蓄積しすぎて交感神経が長いスパンで優位な状態が続き、その状態を抑えようとセロトニン(≒副交感神経の役割)が様々な臓器で"過剰"に分泌されます。
|セロトニンの役割
・身体全体
幸せホルモンともいわれ幸福感を高める神経物質(≒ストレスを抑える役割)
過剰分泌すると返って精神や自律神経が乱れたり身体が過緊張してしまいます。
・腸
セロトニンは蠕動運動に関与しています。
過剰分泌により蠕動運動の亢進してしまい便秘や下痢になってしまいます。
|鍼灸でのアプローチ(当院での考え方)
ストレスが起因となり主訴である便秘・下痢や精神・自律神経の乱れ、身体の過緊張が起こります。
また、それらの症状もストレスになり負のスパイラルになられているのではないかと考えています。
自律神経を整え、身体の過緊張(力んでしまうような悪い姿勢やコリ)を取り除き、負のスパイラルから脱却を目指します。
(身体の過緊張と自律神経の乱れは相互関係にあると考えています。)
|ストレスに対しておすすめの書籍
自分自身にやさしくすれば悩みの出口が見えてくる ――マインドフルネスと心理療法ACTで人生のどん底からはい上がる (単行本) https://amzn.asia/d/bwiwk25
精神・自律神経の乱れの患者さんとお話する際にこの本で学んだこと、経験したことを参考にアドバイスさせていただいております。
よくある心療本ではポジティブシンキングを薦めますが、この本は悩み(ネガティブ)を客観視して受けいれる向き合い方を述べられています。
心の状態を的確に書かれ方法もシンプルに書かれとても良い本でした。ストレスの軽減の参考になれば幸いです。
|(関連する(しやすい)症状)
・自律神経失調症・便秘・下痢・嘔吐・吐き気
重度の過敏性腸症候群、痙攣性便秘で一年以上症状が良くならず、悩んでいました。
病院の薬を飲んでも中々回復まで至らず困っていた時、友人からこちらの鍼灸院を紹介していただきました。
最初に普段の生活や身体の状態を診察していただき、その後一時間ほど施術を受けました。 自覚はなかったのですが、先生から「かなり身体が緊張状態にあり、強張っている。自律神経の乱れもみられる。」と指摘を受け、身体を緩めるような施術をしていただきました。
普段湯船に浸かったり運動をしたり、気を使っていたつもりですが、それとは比較にならないほど施術中に身体が緩まった感覚がありました。
帰宅してみると、今までの緊張状態が解けたのか、溜まっていた便が一気に出た他、自律神経の状態が整ったせいか、身体が休みを欲して十時間ほど睡眠を取れました。
1週間経った今、お腹の状態も身体の状態も先週とは比較にならないほど回復傾向にあり、久しぶりに美味しい食事を取れています。
私は病院も通いながら追加でこちらの施術も受けましたが、結果的に大成功でした。 また病気の原因が、自律神経の乱れによる身体の極度の緊張ということも、こちらで分かったことです。
とても助かりました。
今後も定期的に伺おうと思います。
過敏性腸症候群の方、自律神経の乱れが気になる方、とてもおすすめです。
先生も若くてしっかりとした男性で、信頼できます。 引き続きよろしくお願いします。
アクセス
東武スカイツリーライン「梅島」駅より徒歩7分
駐輪スペースはございますが駐車場はございません。ご負担のもとパーキングエリアをご利用ください。
詳しくはこちらをご覧ください
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