東京都足立区梅島1-28-26
東武スカイツリーライン「梅島駅」徒歩7分  
診療時間 平日10:00~19:00(~21:00予約のみ)
    土曜日10:00〜16:00(〜19:00予約のみ)
HOME | 脉診流経絡治療とは

|そもそも鍼灸治療が身体にもたらす影響

 患者さんの様々なお悩みの症状の始まりには視床下部が関与してします。視床下部はホルモン分泌や自律神経の調整を司る重要な役割を果たし、その機能が乱れると心身に多くの不調を引き起こします。体温や血圧の調節、胃腸、睡眠、ストレス反応など、生命維持に必要な多くの機能が視床下部を通じて調整されています。視床下部の働きが安定しないと、ホルモンバランスや自律神経の乱れ、免疫機能の低下、精神的な問題に加え、身体的な症状も現れることがあります。手足や身体の冷え、肩こりや腰痛、しびれなど身体の痛み、慢性的な疲労感、消化不良や下痢や便秘などの胃腸の不調、不眠や中途覚醒などの睡眠障害、情緒不安定や抑うつ状態などの精神疾患。ホルモンバランスの乱れによる婦人科疾患や男性疾患。泌尿器疾患など日常生活に支障をきたすような様々な症状が現れることがあります。
 視床下部の働きが鍼灸治療で改善されるのは、鍼やお灸の刺激が視床下部の神経系や内分泌系に影響を与えることにより、体制自律神経反射を通じて視床下部の機能を調整できることがわかってきました。その結果、ホルモンバランスや自律神経が整うことによって、お悩みの症状が改善に向かいます。

|なぜ脉診流経絡治療なのか

 どの経穴(ツボ)が視床下部により良い影響を与えられるのか明確にはわかっていません。よくいわれる「〇〇に効くツボ」は患者さんの身体の状態によって効果のあらわれ方が違います。視床下部に良い影響を与えるために、東洋医学を活用し、より的確な経絡(ツボの流れ)や経穴(ツボ)を選ぶことが重要と考えています。当院の用いる脉診流経絡治療では、四診法(望診、聞診、問診、切診)を用いて患者さんの状態を五臓六腑を中心に観察し、身体全体の不調や気血(エネルギー)の流れの乱れを見極め、その情報を基に経絡や経穴を選び、視床下部の機能を調整し、五臓六腑のバランスや身体全体の気血(エネルギー)の調和を図ることを目指します。

|四診法

 望診では、体格や姿勢、身体の動きなどを観察し、聞診では、声の調子や呼吸音、咳や匂いを観察し、問診では、自覚症状や生活習慣をお尋ねし、身体の不調を東洋医学的な観点からも考えます。切診は、いわいる触診になります。腹診・脉診・切経診にわかれ、各項目で五臓六腑の状態や気血のバランスを診ます。腹診では、腹部の状態を観察し、脉診(脈診)では、脈の状態を観察し、切経診では、身体全体の皮膚の艶や左右差、経絡や経穴(ツボ)の反応の観察をします。

|五臓六腑の調和

 五臓六腑は脉診流経絡治療において非常に重要です。五臓(肝・心・脾・肺・腎)と六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)は、経絡を通じて相互に調和を保ちながら、身体全体の気血(エネルギー)の流れを支えています。特に五臓(肝臓、心臓、脾臓、肺臓、腎臓)は、身体の不調と臓器の状態で深く関係しています。各臓器は、特定の外的邪気や身体の不調と関連しており、それぞれの臓器が影響を受ける部位も異なります。
肝臓は風邪に影響され、眼、筋、爪に関係します。視力の低下や眼の疲れ、筋肉の引きつり、爪の変など。心臓は暑邪に影響され、舌、血液、毛に関係します。舌の異常や味覚の変化、心拍異常、産毛の状態の変化など。脾臓は飲食や労倦による邪に影響され、唇、肌肉、乳、消化器に関係します。唇が荒れたり、体重の過度の増減、胃腸の不調、乳腺異常。肺臓は燥邪に影響され、鼻、皮膚、呼吸に関係します。アトピーや喘息、皮膚炎、呼吸器の不調など。腎臓は寒邪に影響され、耳、髪に関係します。耳の疾患や白髪、骨の異常など。
五臓六腑の調整は、それぞれに関連する経穴(ツボ)を鍼やお灸の刺激によって行います。脉診流経絡治療を通じて、身体の気血の流れを整えることで、これらの症状を改善し、身体全体の調和を促進し心身のバランスを整えることを目指します。

アクセス

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駐輪スペースはございますが駐車場はございません。ご負担のもとパーキングエリアをご利用ください。
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 料金

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(最後の治療から半年経過された方)
一般    4500円
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